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【持論】金融の柱は「銀行・保険・証券」の3本脚。なぜ日本人は1本だけ折れた椅子に座り続けるのか?

はじめに:金融の「三種の神器」

お久しぶりです。約1ヶ月ぶりの更新となります。

ブログの更新が止まっていた理由はシンプルで、「引っ越し」でした。
1年住んだ名古屋市内を離れ、同じ愛知県の少し郊外にある実家の近くへ拠点を移しました。

まだ段ボールは残っていますがかなり片づきました。

さて、新生活といえば、電気・ガス・水道、そして銀行口座の住所変更など、「インフラ」の手続きがつきものです。
今日は、そんな社会人が持っておくべき「金融のインフラ」について、私が常々思っていることを書きたいと思います。

社会人として自立するということは、自分の城(家計)を守り、育てるということです。 そのためには、以下の3つの金融機関(機能)をバランスよく持っておくことが大前提だと私は考えています。

  1. 銀行(Bank): キャッシュフローのハブ。
  2. 保険(Insurance): マイナスの投資(守り)。
  3. 証券(Securities): プラスの投資(攻め)。

不思議なことに、日本では「銀行口座」を持っていない大人はほぼいません。「保険」に入っていない人も少数派です。 しかし、なぜか「証券口座」だけは「特別なもの」「投資する人だけが持つもの」と思われています。

今日は、この「3本目の柱」がない状態がいかに不自然か、という話をします。


1. 「3本脚」の役割分担

それぞれの役割を整理してみましょう。

  • 銀行(ハブ機能): 給与を受け取り、日々の生活費を決済する場所。あくまで「お金の通り道」であり、お金を増やす場所ではありません。金利がインフレにぼろ負けの今、ここに全財産を置くのは機会損失です。
  • 保険(マイナスの投資): 病気や事故など「万が一のマイナス」を補填するためのコスト。毎月掛け捨てでお金を払い、何かあった時だけリターンがある。いわば「マイナスの投資」です。これはみんな熱心に入りますよね。
  • 証券(プラスの投資): 企業の成長や経済の拡大にお金を乗せて、資産を増やす場所。唯一、お金が「プラス」に働くエンジンです。

「銀行で現金を回し、保険でマイナスに備え、証券でプラスを作る」 この3つが揃って初めて、家計のポートフォリオは完成します。 証券口座がない状態は何か物足りない状態といえます


2. 世界は「証券口座」に向かっているかもしれない

ここで少し視点を広げてみます。

【世界の銀行口座保有率】

スマホ(フィンテック)の普及により、世界中で「銀行口座」を持つ人が爆発的に増えました。 かつては口座を持つこと自体がめずらしいかった国々でも、今や当たり前になりつつあります。

そして、銀行口座が普及すれば、次は資産形成のための証券口座が必要になるのが自然な進化だと考えました。

世界で3番目の時価総額がある株式市場を持つ日本はどうでしょう。 銀行口座の保有率は昔からほぼ100%ですが、NISA口座の開設率は2024年時点でも30%程度と言われています。 インフラは世界一整っているのに、なぜか「貯蓄から投資へ」の最後のピースだけが埋まらない。会社で熱心にビジネスを語るあの人でさえ証券口座をもっていない人の方が多いかもしれません


3. 「銀行でNISA」はなぜダメなのか?

「証券口座を作るのは面倒だから、いつもの銀行でNISAを始めよう」 そう考える人もいますが、これはおすすめしません。

理由はシンプルで、「道具としてのスペック」が違うからです。

  • 商品数: 証券会社の方が圧倒的に多い。
  • コスト: ネット証券なら売買手数料無料が当たり前。
  • 情報量: 企業の決算情報やレポートの質が段違い。

さらに、ネット証券は「資金移動のハブ」としても優秀です。ネット証券では入出金の手数料は無料です。

自分の場合、 給与口座は三菱UFJ銀行、メイン口座は住信SBIネット銀行、カードや生活費の引き落としは楽天銀行と分けていますが、SBI証券と楽天証券を経由してお金を移しています。自動的に銀行にお金が移る自動スイープも活用しています

これを使えば、ATMへ行くことなく、また、銀行間のお金の移動に手数料を払う必要すらなくなります。

証券会社に口座を作ったら、NISAも証券会社でやるべきです。

万が一銀行でNISA口座を作ってしまっていても10月ごろから手続きすればNISA口座は移管できるのでご安心を


まとめ:それは「特別なこと」ではない

「重い腰を上げて口座を作る」なんて言う人がいますが、「社会人なら持っていて当たり前のインフラ」です。

銀行口座を開設するのに「重い腰」なんて言いませんよね? 保険に入るのに「意識高いね」なんて言われませんよね?

証券口座も同じです。 使うか使わないかは後で決めればいい。 まずは「銀行・保険・証券」の3本柱を揃えて、金融の土台を固めておく。 それが、現代を生きる社会人の「標準装備」ではないでしょうか。

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この記事を書いた人

名古屋在住の40代サラリーマン投資家。 雰囲気やニュースに流さそうになりながら、決算書と財務データを読み解く「ファンダメンタルズ分析」を重視しています。投資対象は割安な日本株から米国の宇宙・防衛株まで及ぶ「雑食」スタイルです。 感情に流されず、データと企業分析に基づいた投資を心がけています。

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