1. 導入：料理スキルは「最強の利回り」を生む
私が資産4000万円を作った原動力は「節約（入金力の確保）」です。その中でも貢献度が最も高いのは、間違いなく**「自炊」**です。
想像してみてください。食費が月30,000円の人と50,000円の人では、その差額は月2万円。 1年で24万円、5年で120万円もの差が出ます。税引き後の手取りでこれだけの差を埋めるには、どれだけの配当金が必要でしょうか？
私は2022年までは月2万円、インフレの今でも月25,000円で過ごしています。 「月2.5万円」と聞くと貧相な食事を想像するかもしれませんが、自炊ならこれだけの予算があればかなり余裕のある食事ができます。タンパク質、野菜、そして良質な油をしっかりと摂取できるのです。
料理は「センス」ではありません。「知識と経験」で誰でも一定ラインを超えられる、再現性の高いスキルです。 私たちはプロのシェフになるわけではありません。一定ラインを超えて「安くて旨い」が作れれば、投資家としては合格点なのです。
2. 経験値の蓄積（バックボーン）
私の料理スキルの原点は、学生時代の家庭科です。そこから、大学時代のアルバイトで「揚げ物」や「包丁の使い方」といった実戦スキルを学びました。
そして大きかったのが、バックパッカー時代の経験です。 各国の屋台で、おっちゃんたちが手際よく調理する姿を見て、「料理ができる男ってかっこいいな」と憧れていました。 その後、30歳で異動命令が出て突然の一人暮らしがスタート。ここぞとばかりにウキウキで調理器具を揃え、料理に没頭しました。
やってみて気づいたのは、「素材の味」が一番旨くて栄養価が高いということ。個人的に食品添加物の味が苦手だったので、自分で作るのが最適解でした。 また、食材の買い出しで「今はこれが旬で安い」「野菜が高騰している」といった価格変動を知ることは、世の中の動きを知るという意味で、投資家としての相場観にもプラスに働いていると感じます。
3. 戦略①：ツール選定は「効率」と「好き」で決める
個人的に最大の失敗は、初期に「あれこれ買いすぎたこと」です。
「あなたはどこの国の料理が好き？」 調理器具を買うときは、まずこう自問し、そのジャンルに特化すべきです。 私はかつて、形から入ってインド料理の食器やスパイスを揃えましたが、「毎日カレーは食べない」という当たり前の事実に気づき、大量の不良在庫を抱える失敗をしました、まさに損切り案件でが、スパイスは日持ちするので数年かけて使い切りました。
試行錯誤の末、結局は「和食、イタリアン、中華」に行き着きました。中でも、賞賛を送りたいのが「中華鍋」の万能さです。
中華（中華鍋）：男の最強ツール
焼く・茹でる・蒸す・揚げるがこれ一つ。 洗剤は不要。竹のブラシ（ササラ）で水洗いするだけでOK。水分が残っていても、火にかけて飛ばせばいい。このタフさが、ズボラな私に最高に合います。 何より、中華鍋を振っている自分に酔えるので、料理が楽しくなります。自分は台湾で見た両手の中華鍋で炒飯を作るおっちゃんにあこがれて両手タイプの中華鍋を愛用しています。
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作り置き（圧力鍋）：時間を金で買う
大量に放り込んで放置するだけ。 普通のフライパンや鍋だと一度に作れる量に限界がありますが、圧力鍋なら大量生産が可能です。 豚肉や鶏肉はホロホロに柔らかくなり、魚に至っては骨まで食べられるようになります。
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4. 戦略②：お弁当という「運用益」と「リスクヘッジ」
冷凍庫活用（リスクヘッジ）
「これ凍らせたらどうなる？」という実験精神で、なんでも冷凍してみましょう。 実は、冷凍庫はスカスカよりもたくさん物が詰まっていた方が、互いに冷やし合って冷凍効率（電気代効率）が良いそうです。 また、凍ったおかずをそのまま弁当箱に入れれば、夏場の「保冷剤」の足しにもなる一石二鳥システムです。
電子レンジは「調理器具」
レンジをただの温め機だと思っていませんか？ それは立派な調理器具です。 野菜に塩を振ってチンすれば、それだけで副菜が完成します。パスタ用に作った具材を多めに確保し、翌日の副菜に回す。リソースの再利用です。
ただし、お弁当生活には重要な損益分岐点があります。 それは**「職場に電子レンジがあるか」**。温かいご飯が食べられるかどうか、これが弁当モチベーションの生命線です。
5. 【重要】リスク管理（注意点）
最後に、投資家として正しい期待値コントロールをしておきましょう。
Warning：「自炊ができる＝モテる」は幻想である。
悲しい現実ですが、モテない男が料理を披露する機会など、ほぼ訪れません。 むしろ、下手にアピールしすぎると「私より料理上手いかも…（プレッシャーだわ）」と、女性を凹ませたり引かれたりする情報開示リスクがあります。
あなたの素晴らしい料理ポートフォリオ（写真）は、こっそりブログに載せるくらいが丁度いいのです。
6. まとめ
料理スキルはQOLを高め、節約（入金力）を最大化する「一生モノの投資スキル」です。 まずは包丁を持ち、具材を切り、鍋に入れて火にかけてみてください。
基本的には、恋愛市場でのリターン（モテ）は期待してはいけません。 しかし、もし万が一披露するチャンスがあれば……その時はレバレッジ取引並みの爆発的なリターンを得られるかもしれません。
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