書き出し
2026年の具体的な投資方針を固めるにあたり、まずは相場の「癖」や「統計的傾向」であるアノマリーを整理しました。
もちろんアノマリー通りに動くとは限りませんが、過去のデータから「勝率の高くなりやすい時期・そうでない時期」を把握しておくことは、相場の波を乗りこなすためのロードマップになるかもしれません。
今年は日本の格言と米国のサイクルが交錯して、なかなか興味深い1年になりそうです。
2026年特有の「4大アノマリー」
今年は以下の要素が重なるため、ボラティリティ(価格変動)がやや高まる場面があるかもしれません。
- 【日本】午(うま)尻下がり日本の相場格言では「辰巳天井、午尻下がり」と言われます。これに従えば、前半は堅調でも、年末に向けて徐々に勢いが落ちていく傾向が警戒されます。
- 【米国】大統領選挙2年目(中間選挙の年)米国では大統領就任の翌年(2年目)は、「中間選挙」に向けた調整が入りやすい年と言われています。特に夏場から秋口にかけては神経質な展開になりやすく、10月頃に大底をつけるサイクルが知られています。
- 【世界】サッカーワールドカップの閑散(6月~7月)4年に1度の祭典。投資家も試合観戦に夢中になるのか、市場参加者が減って商いが薄くなる「夏枯れ」が加速しやすい時期です。
- 【データ】末尾「6」の年は伸びる米国の有名投資データ本『ストック・トレーダーズ・アルマナック』によると、西暦の末尾が「6」の年は年間通して上昇しやすいというデータもあります。
結論:
これらを統合すると、「前半は堅調だが夏場に調整局面を迎え、年末にかけて米国主導で回復をうかがう」というシナリオが浮かび上がってきます。
【保存版】2026年の年間スケジュール
アノマリーを繋ぎ合わせて作成した、2026年の個人的なロードマップがこちらです。
| 時期 | アノマリー | 戦略イメージ |
| 1月 | 1月効果(始動) 末尾6の年は強い | 年始は強気目線でスタート。 「1月がプラスで終わるか」でその年の方向性を占う重要な月。 |
| 2月~3月 | 節分天井・彼岸底 (日本) | 「午尻下がり」の前兆がないか注視。 3月の安値(彼岸底)付近は、短期的なリバウンド狙いの検討時期。 |
| 4月~5月 | 鯉のぼり天井 セル・イン・メイ | 日本株が季節的に高くなりやすい時期。 格言にある「セル・イン・メイ(Sell in May)」を意識し、ポジション調整を検討するタイミング。 |
| 6月~9月 | W杯の閑散 夏枯れ相場 セル・イン・メイの続き9月に帰ってこい | 出来高が細りやすい期間。 中間選挙前の不透明感もあるため、無理に動かず「キャッシュポジションの温存」を優先したい時期。 |
| 10月 | 中間選挙の底打ち ハロウィン効果 | 米国のアノマリーでは「買い場」とされることが多い時期。 統計通りであれば、温存したキャッシュの出番となる可能性も。 |
| 11月~12月 | 年末ラリー (サンタラリー) | 選挙通過のアク抜け感で雰囲気が好転。 「尻下がり」傾向の日本株も、米国の勢いに引っ張られて戻すことを期待。 |
1月の結果で決める「2つのシナリオ」
ウォール街には1月効果と言って「1月の行方がその年の相場を決める(January Barometer)」という有名な格言があります。
これを利用して、1月末の着地を見てから、今年のメインシナリオをどちらに置くか判断してみようと考えています。
パターンA:1月がプラス引け 📈
- 相場観: 「今年は底堅いかも」(上昇トレンド継続)
- 海外株: ガチホ (Hold) 方針。5月のアノマリー時期までは利益を伸ばすイメージ。
- 日本株: 上昇局面があれば、利益確定を進めて現金比率を整える。
- 合言葉: 「5月に備えて、今はじっくり待つ」
パターンB:1月がマイナス引け 📉
- 相場観: 「今年は慎重に」(調整入りのサイン)
- 海外株: 一部利確 (Trim) を視野に。利益があるうちに守りを固める。
- 日本株: 含み損であっても、現金化を優先して防御力を高める。
- 合言葉: 「3月(彼岸底)に備えて、身軽にしておく」
まとめ:準備すべきこと
このアノマリーを参考にするならばやるべき準備はシンプルです。
- 1月は方向感の確認: 焦って動かず、相場の強弱を見極める期間とする。
- 春先までに現金比率の調整: 「夏枯れ」などの調整局面に備え、余力を確保しておく。
- 監視リストの作成: 秋口などのチャンスに備えて、狙っている「優良株リスト」を今のうちに作っておく。
「午尻下がり」という言葉だけ聞くと警戒してしまいますが、逆に言えば「後半に安く拾えるチャンスが来るかもしれない」とポジティブに捉えることもできます。
このカレンダーを頭の片隅に置きつつ、このシナリオを踏まえた具体的な「2026年の投資方針(ポートフォリオ戦略)」をまとめていきたいと思います。
なお、私もサッカーワールドカップで試合観戦に夢中になる投資家の一人です。
【免責事項】
本記事は過去の統計データや相場格言(アノマリー)に基づいた管理人の個人的な見解および投資シナリオをまとめたものであり、将来の運用成果を保証するものではありません。また、特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行われますようお願いいたします。
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